【新唐人日本2011年11月30日付ニュース】中国貴州省では近日、当局が炭鉱を爆破したことで村民二人が死亡。遺族らが死者の遺体を担いで地元政府に説明を求めたものの、応じてもらえませんでした。激怒した村民らが政府ビルの窓ガラスなどを破壊。一方、当局は大勢の警官を動員し、村民らに発砲。数十人が負傷しました。
26日夜、千人に上る村民が貴州省恵水県長田郷政府ビルを取り囲み、窓ガラスを割り、パトカー数台をひっくり返しました。
長田郷派出所警察官:「群衆は政府のガラスと扉を壊し、パトカーも数台ひっくり返しました。でも そんなに深刻ではありません」
記者:「当時村民らは興奮していて、石を投げたりしませんでしたか」
長田郷派出所警察官:「そのような事はなかったです」
27日早朝、当局は千人近い警察を動員し、村民に向って発砲。数十人が負傷したそうです。
長田郷村民:「壊さないと何も解決されない。壊すと武力で鎮圧です。警察は発砲しましたよ、負傷者も多いです。数十人です。また 数十人逮捕されました。後で釈放したけど全員釈放されたのかは不明です」
ネット上の書き込みによると、長田郷の共産党書記と郷長が免職になりました。28日、郷政府の職員もこれを認めました。
記者:「郷長は免職されましたか」
長田郷政府職員:「はい そうです。今は 県長が指揮しています」
村民によると、抗議の発端は県当局が炭鉱を爆破したことで、村民二人が死亡。
長田郷村民:「彼らは政府の爆破で死亡しました。カネを出すと(炭鉱を)爆破しないが、カネを出さないと爆破すると言われました。恵水県政府は匪賊をも超えています」
地元村民は、当局はマフィアと手を組んで庶民を抑圧。村民は訴えるところもないと嘆きます。
新唐人テレビがお伝えしました。